我先にとばかり電話を取る姿が微笑ましい

やっと桜もほぼ満開となり、心浮き立つシーズンです。通勤電車でも新入社員らしき、まだスーツの似合っていないフレッシュな若者を多く見かけます。

ベンチャー企業の我が社も新卒採用をしており、新入社員が入ってきました。前の会社だと1週間くらい合同研修があったり、数カ月間はローテーションで各部署の仕事をするような制度があったので、正式配属されて先輩社員と顔合わせするのはかなり経ってからでした。

しかし、今の会社では規模が小さいこともあり、新入社員がいきなり隣の席で仕事をしています。まだ大した仕事はしていませんが、電話がなるたびに我先に!とばかりに新入社員同士が電話を取る姿はとても微笑ましく感じます。

みんな仕事を覚えたいし、アピールもしたいし、必死なんでしょうね。そういう積極的な姿勢は素晴らしいと思います。

失敗しても許される1年間

今から23年前、私の新入社員の頃を振り返ると、希望の部署ではなかったのはショックでしたが、それでも夢と希望を抱いて出社したのを思い出します。

優しい先輩から厳しい先輩、ヤル気のない先輩などいろいろいましたが、いずれにせよ、皆、新入社員のことを見ています。見ていないようで、見ているんです。

だからと言ってそれを意識しすぎる必要はないのですが、大切なのは失敗を恐れないこと。

失敗しても許されるのは新入社員の特権です。ある程度キャリアを積むと失敗するのが恥ずかしくて消極的になったり、周囲も失敗しそうな社員には仕事を任せなくなります。

新入社員だけは失敗しても先輩が尻拭いをしてくれるし、正しいやり方を教えてくれるのです。

仕事は失敗しないと本当の意味で覚えられません。いくらノートをつけても、頭で記憶しても、失敗に勝る教材はないんです。

特に少しレベルの高いこと、分からないことに取り組もうとすると、つい尻込みしがちですが、その時に失敗を恐れずにチャレンジできるかどうかは後々大きく響いてきます。

つまり、この1年間でどれだけ失敗をするかが、今後の人生を変えると言っても過言ではないのです。

失敗しても会社には全く影響がない

新入社員の皆さん、この1年間はボーナスステージです。来年からは優しい先輩も次第に厳しくなっていきます。厳しくならない場合は見捨てられたと思ってください。

自転車から落ちてこけた痛みを知れば乗り方を覚えるのと同じ。失敗して覚えたことは二度と忘れません。

先輩からすれば失敗の多い新入社員ほどかわいいのも事実。汗をかきながら必死に取り組む後輩には、厳しいことを言いつつも手をさしのべたくなるものです。

大丈夫。あなたが失敗しても会社には何の影響もありません。むしろ失敗を恐れて仕事を覚えてくれない方がリスクなんです。

同期に勝ちたいと思うなら、もっと金を稼ぎたいと思うなら、スキルを身に付けて独立したいと思うなら、この1年は思い切り失敗してください。