“模範囚”を目指す

人間の底力とは、逆境でどれだけ踏ん張れるか、意地を見せられるかだと思います。

突然すみませんm(__)m

何も偉そうなことを言うつもりはないんです。

私も左遷された時は正直、腐ったこともあったし、何に対しても無気力になったり、今思えば、精神的に病んでいたと思います。(参考→藁にもすがる思いで厄払い)

そもそも40歳にして、全く畑違いの部署に飛ばされ、年下の社員に冷めた目で見られながらも教えを乞い、全ての業務を一から覚えるのはきついものがありました。(参考→異動先は「ショムニ」だった)

最初は訳も分からず、言われた通りにやるだけでしたが、少しずつ仕事を覚えるにつれ、自分なりの疑問点や改善策が湧いてきます。

当時は人事異動でライターに復帰するためにも、今できることをしっかりやろうと思っていました。

正直に明かすと、ショムニ配属は有期刑のムショ暮らしの可能性もあると思っていたので、実績をあげれば「模範囚」として出してもらえるのではないか、と淡い期待を抱いていました。

(左遷された社員が出世ラインに戻ることなど、ほぼあり得ないのは分かっていますが、当時はそう考えないと気持ちが折れてしまいそうでした)

左遷社員に会社は期待していない

当時の私がいつも自分に言い聞かせていたのは「失うものは何もない」「失敗を恐れる必要は全くない」ということです。

人間、開き直れば何でもできます。

結果、私はライター時代の人脈を活かして新たなビジネスを考案して大きな収益をあげ、社内表彰されました。

(これも結果的にはショムニ内で評価を上げただけで、ライター復帰をさらに遠ざけることになりました)

いろいろと自分なりに考え、実践し、結果を出したことは私の中で大きな自信になったのは確かです。

異動希望からは遠ざかったが…

異動希望を叶えるには、ダメ社員でいた方がいいでしょう。

必要とされない方が出してくれる確率は高まります。

私が考えていた「模範囚」として異動するなんてことは、大多数の企業ではないと思います。

優秀な社員や結果を出す社員を離したくないのは、どこの上司も同じだからです。

ショムニには私以外にも同時期に飛ばされた社員が何人かいましたが、そのほとんどは精神を病んだり、産業医に駆け込んだりして、会社的にも本人的にも不本意な形で、わずか数年後に再び出ていきました。

彼らは今の配属先でもいろいろと不満を漏らしているようです。

重要なのは社内より社外の評価

私は遮二無二やってきたことを全く後悔していません。

今の会社に骨を埋めるのなら、異動の可能性を自ら閉ざしたことを後悔するでしょうが、あの頃の経験が血となり、肉となり、転職につながったことを思うと、本当に頑張ってよかったと思います。

転職活動で数社の面接を受けましたが、取引先との厳しい折衝に比べれば、屁の突っ張りにもなりませんでした。

今はひとつの会社で生涯勤めあげるという時代ではありません。(参考→どんな社員が出世するのか)

社内で出世することを考えるより、いかに社外で通用するスキルを身に付け、評価される人物になるかが大切です。(参考→どんな安定組織にいても油断できない時代…自分だけの武器を持て)

気楽な立場と考える

そこから考えると、現実を受け入れ、目の前の仕事を頑張ることが最善の道なのではないでしょうか。

左遷された社員に会社は何も期待していません。

ということは失敗してもお咎めなし、成功したら名誉回復できるという、気楽な立場に置かれたと考えることもできます。

逆境でも気持ちを切らさず、歯をくいしばった経験は、いろいろな形で自分に返ってくるでしょう。

出世街道一直線のエリートには不可能な経験をできると思って、前向きに捉えるべきだと思います。(参考→悔しさを忘れるな!その気持ちこそエネルギーになる「向上心」と「成長性」の相関関係)