急遽、スポーツバーで観戦

久しぶりに感動しましたね~。

ボクシングの村田諒太が劇的なノックアウトで世界王座を奪還しました。

昨年10月、ブラントに敗れた試合をラスベガスで観ていただけに感慨もひとしおです。

7月12日は普通に仕事だったのですが、金曜だったので飲んで帰りたい。でも、村田の試合も生で観たい。どうしよ~💦と悩んでいました。

そんな時に思い浮かんだ名案が、ちょくちょく行くおでん屋にテレビがあったので、そこで飲みながら観よう!というものでした。

仕事を終えてから急いでおでん屋に向かったのですが、すでに夜8時半を過ぎていました。早く行かないと試合が始まってしまう!

焦りながらおでん屋に向かっていた道中、スポーツバーが目に入りました。中を覗き込むと、店内のテレビで前座の拳四朗がリング上で勝利者インタビューを受けているのが見えました。

やべ!

おでん屋に着く前に村田の試合が始まるといけないので、急遽そのスポーツバーに飛び込みました。

迷っている暇はありません。すぐにビールと餃子とウインナーを注文してスタンバイOK。なんとか開始ゴングに間に合いました。

衝撃的なダウンシーン

それにしても2ラウンドで終わるとは思いませんでしたね。

戦前の予想は不利だったし、今回は勝つか負けるか予想するのが難しい一戦でした。それくらい一方的に打たれた前回の印象が強烈だったんです。

立ち上がりはブラントが先手を取り、1ラウンド終盤に村田のパンチが当たって「今日はいけるかな」という雰囲気はあったものの、まさか序盤でKOとは驚きでした。

ブラントは一度勝っているので余裕があったのか、積極的に前に出てきたのは打ち合いたい村田にとって好都合でした。前回の反省から、ブラントの足を止めるために狙っていたボディブローも効果的でした。

背中から倒れたシーンは衝撃的でしたね。やはりボクサーにとって、パワーは大きな武器であることを再認識しました。

奈良出身の村田にとって、地元・関西のリングで割れんばかりの大歓声が後押ししたこともあったでしょう。

何より、この9カ月間で鬱積した勝利への渇望というマグマがブラントを上回っていたように思います。

全ての要素が噛み合い、2回TKOという最高の結果につながったのでしょう。

ブラントは3度目の対戦を希望しているようですが、やるなら日本でもアメリカでもなく、中立国でやる方が公平かも知れませんね。

まあ、ゴロフキンやアルバレスらとのビッグマッチが計画されているようなので、多分ないでしょうけど。

自分に重ね合わせたリベンジ

派手な倒しっぷりももちろんですが、日本中を感動させたのは、一度負けた相手にリベンジを果たす姿を、皆が多かれ少なかれ、自分に重ね合わせたからではないでしょうか。

村田はオリンピックの金メダリストとはいえ、決してエリートではありません。

フットワークはないし、ワンツー主体の愚直なスタイル、飾らない人柄、家族を大切にするマイホームパパぶり…。

不器用で親近感を持たせるボクサーだけに、ファンは自分のことのように喜んだのだと思います。ストレスや屈辱に耐えながら、頑張っていればいつか報われるということを証明した村田から勇気をもらった人は多いでしょう。

私もスポーツバーで人目を憚らずに号泣してしまいましたが、負けた悔しさを胸に秘めて再度立ち上がり、雪辱を果たす姿は単純にカッコよかったです。

2ラウンドの怒涛のラッシュには、9カ月間、黙って屈辱に耐えてきた思いが凝縮されているようでした。ラウンドガールまで涙をこぼしていたので、惚れてまうやろ~と感じた方は多かったでしょうね。

何事も諦めてはいけないという当たり前の教訓を教わりました。

村田よ、ありがとう!