古い価値観、過去の成功体験に執着……

先日、興味深いというか、思い当たる節のあるというか、耳の痛い記事を見つけました。

山口周氏の「劣化するオッサン社会の処方箋」という本の要約だったのですが、終身雇用が崩壊した現代で社会の害悪化しているオッサンについて考察した内容です。

(1)古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する
(2)過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない
(3)階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る
(4)よそ者や異質なものに不寛容で、排他的

前職でそんなオッサンを山ほど見てきたので、非常に腑に落ちました。

旧態依然とした組織だったので、明るい未来が待っているとは思えず、ましてやオッサン連中がリスクを取って新しい何かを生み出すなんて想像できなかったことが、転職した一因でもあります。

ただ、読んでいくうちに、ふと気付きました。

俺もそう思われてるんじゃね?と。

転職したITベンチャー企業は若い社員ばかりで、私のいる部署も一回り以上年下の社員ばかりです。

私はライター時代の経験や人脈を買われて入社したので、その自負はあるし、会社の利益に寄与したいと思っているのですが、管理職ではないこともあり、周りから思っていたほど頼られないことに物足りなさを感じていました。

もっと言えば、リスペクトされていないことに不満を感じることもありました。

これまでは、彼らはまだ若いからとんがってるし、人生経験も浅いから仕方ないと自分を納得させていたのですが、もしかしたら私自身がオッサン化していたのでは?と思ったんです。

自分が最も忌み嫌っていたオッサンになっていたなんて受け入れたくありませんが、過去の経験にこだわっていたことは否めません。

一新入社員として学ぶ姿勢を示さなければ疎まれてしまうでしょう。

「支配」ではなく「支援」する懐の深さ

記事にはこうも書いてありました。

サーバントリーダーシップは、これまでの支配型リーダーシップとは異なり、「支援する」ことでリーダーシップを発揮する。オッサンならではの懐の深さを発揮し、人脈・金脈・ポジションパワーを使って若手・中堅を支援していくというのが、サーバントリーダーシップの一番わかりやすいカタチだ。

「懐の深さ」。「支配」ではなく「支援」。

これらの言葉はストンと胸の底に落ちました。

前職は体育会系気質だったので、年上というだけで後輩が立ててくれましたが、それに甘えている自分がいたのかも知れません。

今一度、初心に返り、謙虚に学ぼう。そして、若い人たちを支援しよう。

そんなことを自らに言い聞かせて、日々の仕事に取り組もうと思った次第です。オッサンではなく、素敵なオジサマになるために。