左遷サラリーマンだった私が…

人生分からないもんですね。

前職では左遷されて冴えない中年サラリーマンだった私が、突然の昇進辞令を受けました。

先日、CEOから呼び出され、何を言われるのかと訝りながら会議室に入ると、「5月から部門長をやってほしい」と言われました。まだ転職して半年なので、全く予期していない辞令でした。

転職した今の会社はまだまだ規模も小さく、私の所属部署も小所帯のため役員が部門長を兼務しており、日常業務は対等な立場の平社員同士で力を合わせてやっていました。

役員はずっと会社にいる訳ではないし、他の役職も兼ねて多忙だったので、現場のリーダーが必要だという考えは以前からあったようです。

私より社歴の長い30代前半の社員がITにまつわる知識も豊富なため、これまでは実質的なリーダー的存在だったのですが、彼を飛び越えて私が部門長に抜擢されたのです。

転職して以来、前の会社のライター時代に培った人脈を活かし、多くの人を今の会社とつなげ、新たなビジネスに発展しそうなものもあります。

それが自分に求められている役割だと思っていたし、私を拾ってくれた会社に恩返しするためにも自分の培ってきた全てを注入しようという思いからの行動だったのですが、CEOはそれを高く評価してくれたようです。

また、少し前に「性格診断」というアンケートを受けたのですが、それも判断材料になったようです。40代後半にもなるとさすがに精神的な面では落ち着いているので、30代の社員より適任ということなんでしょう。

嬉しい半面、プレッシャーもズッシリ…

前職で左遷の内示を受けた時は絶句しましたが、昇進の辞令を受けるのは初めてだったので何と答えたらいいのか分からず、「頑張るだけです」としか言えませんでした。

嬉しい気持ちももちろんありましたが、これからのことを考えると両肩にズッシリと重い荷物を背負ったような気持ちです。

前の会社ではラインから外れていたので、何を隠そう、人の上に立ったことがないんです。長い人生を振り返っても、小学校の児童会で副会長をやったのとソフトボール部のキャプテンをやったくらい。あとは家庭で子供を育てているだけです。

トシはとっていますが、部の中では私が一番社歴が浅いので、年下の先輩社員は内心面白くないでしょう。そういう社員たちをどうやってまとめていくのか、あるいは無理にまとめる必要はないのか、それぞれの個性も重んじながら日々考えています。

平社員の気楽さを痛感

これまでは自分のやるべきことに集中できましたが、今後はそうもいきません。部員たちの仕事にも目を配らないといけないし、出席する会議は増えるし、役員からのプレッシャーも当然厳しくなります。

何より結果を求められ、それに対する責任が伴います。これから徐々に権限が委譲されるようですが、数字を意識しなくてはならないし、ITスキルはまだまだ勉強中の身なので、不安もあります。部員数も増やす計画なので、採用に携わることもあるでしょう。

いろんな面で重責ですが、これまで同様に目の前の課題をクリアしていくしかありません。ショムニに左遷された時に比べれば幸せな悩みですからね。

第2の人生はまだ始まったばかりですが、昨年に転職活動を始めてから全てがうまくいきすぎて怖いくらいです。左遷されて苦しんだことも全てが今につながっていると思うと、苦労は買ってでもしておくべきだなと強く思います。