今日はライター時代の話を書きます。プロフィールに載せていますが、以前はある雑誌のライターをしていました。学生時代から「もの書きになりたい」と思っていたので就活もこだわって臨んだし、実際にライターとして仕事をしている頃は、今思えば幸せでした。詳しくはこちら➡独り旅から帰ったら内定通知が届いていた!

ただ、左遷された身としては、振り返りたくないとまでは言いませんが、過去の栄光を引きずっているように思われるのも嫌なので、あまり自分からライター時代の話をすることはありません。だから今回は出血大サービスです(笑)。

スクープは信頼関係から生まれる

「文春砲」という言葉を聞くようになったのはいつ頃からでしょうか。他の週刊誌もスクープを出しているのに「新潮砲」や「現代砲」と言わないのは、それだけ文春のスクープが多いからでしょう。

よく聞かれるのは「どうやってスクープを出すんですか」という質問。本当にいろいろなパターンがあるし、一概には言えませんが、あえて言うなら信頼関係だと思います。

身元がバレるといけないので内容は伏せますが、私も雑誌だけでなく新聞社や通信社など他メディアも後追い報道するほどのスクープを出して、社内で表彰されたことがあります。

まだ表面化していない、ごく一部の人しか知らない情報を自分だけが聞くのは、相当な関係性がない限り不可能です。

話す側の思惑と聞く側のマナー

話す側は様々な思惑や計算がある場合もあるし、「この人にスクープ記事を書かせてやろう」というサービス精神の場合もあります。つまり、記者なら誰でもいいという訳ではありません。信頼できる記者にだけ、こっそり耳打ちするのです。

聞く側にもマナーがあります。「取材源の秘匿」という言葉を聞いたことがあると思いますが、例えば裁判沙汰になって出廷しても、記者はネタ元を決して明かしません。それが記者としての矜持でもあり、マナーでもあるからです。教えてくれたネタ元に絶対に迷惑をかけないことは鉄則なのです。

突然の極秘情報に驚いた夜

個人的な経験を明かすと、ある人と楽しく飲んでいた夜、店を出た帰り際に突然、極秘情報を囁かれて驚いたことがありました。酔っていたし、そういう話は何度も聞き返す訳にもいかないので、忘れないように脳裏に刻み込むのに必死でした。

結果的には後日、スクープを出すことができましたが、実際に記事として世に出るまでは、「よそに抜かれないか」と気が気でない日々を過ごしました。

また、デート中に突然、タレコミの電話がかかってきてドタキャンしたとか、明かせない裏話はごまんとあります。スクープとは違いますが、先日も暴力団に捜査情報を教えて処分された女性警察官の話題がありましたね。http://bunshun.jp/articles/-/6806?page=1

極秘情報には多くの人々の思惑が交錯し、悲喜こもごものドラマがあり、泣く人も笑う人もいるということを知っておいてください。全ての情報には裏があります。