最後の出勤日

今月は残っている有休を消化するため、昨日が20年以上勤めた会社の最後の出勤日でした。

まだ退職の挨拶をできていなかった先輩諸氏から、すでに挨拶していた後輩まで、これまで関わりのあった全員に別れの挨拶をしました。

タイミング悪く外出中で会えなかった元同僚や転勤した同期らには、改めて電話で挨拶するつもりです。

辞めた元社員に対して、いつまでも「あいつは挨拶もせずに辞めていった」という悪口を聞いたことがあるので、最後くらいはきれいな形で辞めたいと思うからです。

少し意外だったのは、私の退職を全く知らない社員が少なからずいたこと。

こういう噂は瞬く間に広まるだろうと思っていたのですが、デリケートな話のためか、意外なほど皆、口が堅いようです。

決断を驚かれるけど…

多くの人が口を揃えて言うのは「よく決断したな」という驚きの言葉。

確かに40代後半に差し掛かる年齢で、それなりに世間に名前の通った会社から無名のベンチャー企業に転職するのですから無理もないと思います。

しかし、危機感いっぱいの私にしてみれば、皆それほどまでに会社にしがみついて大丈夫なのかという気持ちの方が強いです。

そもそも私の左遷だって、単に上司が感情的になった訳ではなく、会社の収益構造が破綻していることが根本的な理由なので(参考→異動先は「ショムニ」だった)、社内のいろいろな状況を考えれば、しがみつくような盤石な態勢でないことは明らかです。

逆に言うと、それほど危機感がないからこそ今のような状況に陥っているのでしょう。

中には「君の判断は正しいと思う」と言ってくれた人もいます。

疎遠になっていた元上司も「体には気を付けてな」と心配してくれたり、自己都合退職にもかかわらず餞別まで包んでくれた方も何人かいます。

ありがたいことに送別会も連日のように開催していただき、10月の夜はほとんど予定が埋まってきました。

「もうちょっと頑張ってほしかったけど」

ただ、中には眉をひそめたくなるようなことを言う上司もいました。

挨拶すると「もうちょっと頑張ってほしかったけど」とチクリと言われた時は、その場では苦笑いだけして何も言い返しませんでしたが、内心はかなり不快でした。

一体どういう意味で言ったのでしょうか。

その方は以前の仕事の前任者で、私がその後任だったことがあり、その時の仕事ぶりが物足りなかったと言っているのか、それとも辞めずに会社に残ってほしかったと言っているのか、ハッキリしません。

いずれにせよ、私に対して不満を持っていたのは確かで、それを最後の最後に伝えたかったのでしょう。

しかし、私が逆の立場なら辞めていく人間にそんなことは決して言いません。

笑いながら「次の会社は大丈夫か?」

また、「次の会社は大丈夫か?」と笑いながら言われた時もカチンと来ました。

前述の通り、規模の小さい無名企業に転職するため、明らかに“上から目線”での言い方は蔑んだようにも聞こえました。

さらに「さすが〇〇(今の会社)出身の人は違いますね、と言われるように頑張ってくれよ」と言った元上司の言葉にも首を傾げました。

それは私へのエールではなく、単なる自己保身のように聞こえたからです。

悔しさをエネルギーに

こういう時に人として器とか、人間の底の浅さが出るような気がします。

それ以外の大多数の方からは温かい言葉をいただき、本当に感謝していますが、一部の器の小さい人間のおかげで、私の闘志は沸々とわいてきました。

絶対に見返したい!

いずれ、あいつらより稼いでみせる!

悔しさは必ずエネルギーになります。

11月からの新天地での仕事に向け、意気込みを新たにした1日でした。(参考→転職先では出世を目指します悔しさを忘れるな!その気持ちこそエネルギーになる)