退職代行を利用して辞めた新卒社員

令和時代に変わり、ゴールデンウイークも半分が過ぎました。いよいよ楽しい楽しいお仕事が近付いてきましたねっ!心の準備はできてますか?

毎年、話題になりますが、今年は10連休の方も多いでしょうから、余計に「五月病」が増えるかも知れません。緩んだタガを戻すのは大変でしょう。

私は「最近の若い者は…」という使い古された言葉だけは決して口にしないようにしているのですが、オッサンにはなかなか理解できないことはあるもんですね。

な、な、なんと私の会社に入ったばかりの新卒入社の社員が早くも辞めたそうです。

五月病どころじゃありません。入社2週間くらいでドロップアウト。しかも、流行り?の退職代行サービスを利用したというから驚きです。

何日か体調不良などの理由で欠勤し、数日経って代行業者から「今月いっぱいで退社する」という連絡があったとか。

本来なら1カ月前に退職する旨を告げないといけないのですが、業者を通じての連絡のため退職理由も分からないし、本人を説得することも不可能。まだ戦力になっていないということもあって、会社も半ばさじを投げるような状態で認めたそうです。

あまりに早い「退職」の判断

入ってみてイメージと違うということは多々あるでしょう。ていうか、初めて社会に出る新卒社員なら違うに決まってます。ピザ屋のバイトとは違いますからね。

売り手市場なので、本当にやりたい仕事なのか、入りたい会社なのか悩む暇もなく簡単に内定したのが災いする場合もあるでしょうし、転職市場が活発ということもあるでしょう。いずれにしても、以前より「会社を辞める」ことに対するハードルは相当下がっていることは確かです。

別にその新入社員を責めるつもりは毛頭ありませんよ。彼には彼の人生があるし、考え方があります。私がそれに口出しする権利はありません。そもそも部署が違ったので、どんな顔だったかも覚えていないくらいですからね。

ただ、仮に「辞めたいんです」と相談されたら、間違いなく止めたでしょうね。それは彼が将来的に見込みがあるかないかは関係なく、退職の判断をするのは単純に早いと思うからです。

少しでも社会人経験のある方なら分かるでしょうが、会社勤めなんて面白いことはそうありません。理不尽に耐え、試練を乗り越えて、社会人として成長していくのです。

同じ辞めるにしても、ひと山乗り越えてからでないと、それまでの時間が無駄になると思います。どうせ、しんどい思いをするのなら、何かひとつの仕事をやり切ってからでも遅くないでしょう。

その後どの道に進むにしても、やり切った経験のある人間の方が強いし、世間からも評価されます。何も果たさないまま「敵前逃亡」のような形で辞めると、おそらく他の会社に移っても同じことを繰り返すと思います。

業界内で悪い噂が広まるかも…

もしかしたら読者の中にも連休明けに五月病を発症する方がいるかも知れません。

辛かったり、悩みがあったら、辞めるという決断を下す前に先輩社員に相談しましょう。相談できる先輩がいなかったら同期でもいいでしょう。それも無理なら親や親戚でもいいです。独りで抱え込まないこと、思い詰めないことが大切です。

相談に乗ってくれる人は必ずいます。意外に相談された方は嬉しいもんですからね。

もうひとつ注意してほしいのは、仮に同じ業界に転職した場合、すぐに噂が広まる可能性があることです。「あいつは2週間で辞めたらしい」なんて評判を耳にすると、周囲の見る目も悪い意味で変わってしまいます。

そうなると結局、損するのは自分。その辺もしっかり考えて、それでも辞めるのなら私は止めません。